あなた
- 会話の流れを止めてしまう・・・
- 言葉の裏の意味がわからない・・・
- 伝えたいことが上手く伝わらない・・・
このようなお悩みを抱えていませんか?
「言葉の裏に隠された意図」を理解したり、「相手が言わないこと」まで察したりするのは、なかなか難しいものです。
発言した相手に直接聞けるのであれば、それが確実ですが、現実的には難しい場面も多いでしょう。
では一体、言葉の表面だけでなく、その背後に隠された意味を理解できるようになるには、どうすれば良いのでしょうか?
実は、「会話」には、「コミュニケーション」と「マニピュレーション」の2つの要素があるということを理解することが大切なのです。
私たちは、つい、言葉を通じて情報や感情を共有する「コミュニケーション」にばかり注目しがちですが、相手の意図や行動を巧みに操作しようとする「マニピュレーション」の存在も重要です。
これらの要素を切り分けて考え、会話の中でどのように作用しているかを意識しながら話をしたり、聞いたりすることで、会話の空気感をより敏感に感じ取ることができるようになります。
コミュニケーションだけでなく、マニピュレーションも考慮することで、相手の真意や裏の意図を読み取る力が養われていくでしょう。
『会話を哲学する』を読もう!
そこでオススメしたいのがこの本です。
『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』
著:三木 那由他
出版社:光文社
発売日:2022年08月18日
この本を読むことで得られるもの
この本を読むことで、次のようなことが期待できます。
- 「会話」を理解することができる
- 空気を読むことができる
- 相手に影響を与える話し方がわかる
- 相手の思惑が分かる
- 会話で場をコントロールすることができる
この本の概要
この本の概要は次の通りです。
本書では、マンガや小説を手がかりに、「会話」の奥深さを探求していく。会話には、「言葉の表面的な意味」だけでなく、言葉によって促される行動「マニピュレーション」が存在する。人は日常的に、言葉の背後にある含意(がんい)を読み取りながらコミュニケーションを成立させており、その事実に改めて驚かされるだろう。たとえば、ダチョウ倶楽部のお家芸「押すな!押すなよ!!」には、「押すな」という言葉の表現の影に、「押せ」という行動を促す意味が含まれている。こうした言葉と意味のねじれが、本書で扱うマニピュレーションの一例である。このような構造を読み取ることは、決して容易ではない。だからこそ、現実世界における会話や接客といった高度な対人行為は、今後もAIによって完全に代替されることは難しいのだろう。
本書で取り上げる会話の例は、マンガや小説をもとにしているため、実際の会話とは異なる点に注意が必要です。マニピュレーションの概念を日常会話に応用するには、現実の文脈に合わせた工夫が求められます。
この本を読んだ人の体験談
この本を読んだ人の体験談は次の通りです。
この本を読む前
大勢で話してるときに、言葉の意味そのものじゃなくて「ノリ」みたいなものがたまにわからなくて、ついていけないことがありました。言葉の裏にある意図を汲み取るのが苦手で、場の空気から浮いてしまい、白けてしまうことも多かったです。そうなるのが怖くて、話すのがちょっと苦手だなと感じてました。
この本を読んだ後
実際の会話の中で、言葉の裏にあるマニピュレーションを瞬時に読み取るのは、今でもかんたんではありません。しかし、小説やドラマに登場する意味深なセリフを通じて、そうした裏の意味を考えるきっかけが得られるようになりました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本記事では、『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』をご紹介しました。少しでも気になった方は、ぜひ、お手にとって読んでみることをオススメします!
この本に関連する悩みごとキーワード
- 会話術
- プレゼン
- 意思疎通/情報伝達
- 感情/共感
- 人間関係/対人関係
この記事の情報提供者: まっち