あなた
- 物事を断るのが苦手だ・・・
- 人を説得するのが苦手だ・・・
- プレゼンや売り込みが下手だ・・・
このようなお悩みを抱えていませんか?
断りきれず、仕事を引き受けてしまったり、商品を買ってしまったり、なにかの契約をしてしまったり、といったことは、誰しもが一度は経験したことがあるはず。
なぜ、本当は嫌なのに、そのまま流されるように引き受けてしまうのでしょうか?
「おひとよし」という言葉で片付いてしまいそうですが、実は、「人はもらったものよりも多く返してあげないといけない」と思ってしまう「心理的トリガー」が働いてしまうからなのです。
人には、上記含む6つの心理的トリガーがあり、絶えずその影響を受けています。その影響は、意思決定にも及び、冒頭のような「自分の本心とは異なる判断」につながってしまうのです。
この心理的トリガーを理解しておくだけで、自身の状況をメタ的に認知することができるようになったり、反対に、誰かに何かをお願いするときに有利に働くアクションを起こすことができるようになります。
『影響力の武器』を読もう!
そこでオススメしたいのがこの本です。
『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか[第三版]』
著:ロバート・B・チャルディーニ
訳:社会行動研究会
出版社:誠信書房
発売日:2014年07月10日
この本を読むことで得られるもの
この本を読むことで、次のようなことが期待できます。
- 人を説得する方法がわかる
- プレゼンや売り込みが上手くなる
- 周囲の意見に惑わされなくなる
- 決断力が向上する
- 騙されにくくなる
この本の概要
この本の概要は次の通りです。
著者はアリゾナ州立大学心理学部名誉教授であり、米国を代表する心理学者である。そんな著者が「人の心は、6つの心理的トリガー」の影響を受けていると説いた。その6つとは、①返報性:何かをしてもらったら、お返しをしてあげたくなること。バレンタインの義理チョコやスーパーの試飲販売などがある。②コミットメントと一貫性:一度宣言すると撤回できなくなること。高額商品を購入した場合などがある。③権威:肩書きのある人の話を信じてしまうこと。有名人やインフルエンサーなどの話である。④社会的証明:多くの人が行っているもの=正しい、と認識してしまうこと。行列の店や、再生回数の多い動画などである。⑤好意:好意を寄せている人に言われると同意してしまうこと。⑥稀少性:残りわずかだと欲しくなること。数量限定商品などがある。本書では、この6つの心理的トリガーを活用し、自分の意見を通しやすくする方法や、人に騙されないようになる方法などが具体的に記されている。心理学に興味がある方は、是非、本書を手に取ってもらいたい。
本書を読む際は、自身の体験と照らし合わせて読み進めることをオススメします。そうすることで、自身が過去に決断したことは、どの心理トリガーに影響を受けていたかが明確になり、理解が深まります。
この本を読んだ人の体験談
この本を読んだ人の体験談は次の通りです。
この本を読む前
本書を読むまでは、たとえば、高額な洋服を購入する際、店員さんから「お似合いですよ」と言われ、その場で購入してしまい、その夜、購入した商品を家族に見せると「似合っていない」や「センスが悪い」と言われる、といったようなことが多々ありました。
この本を読んだ後
本書を読んでからは、即決断せず、検討するようになりました。上記の例でいえば、店員さんは似合っているか否かに関わらず、商品を勧めてきます。その行動は、本書の心理的トリガー「コミットメントと一貫性」に該当し、そのことをメタ的に認知してから、一度落ち着いて、考えるようになりました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本記事では、『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか[第三版]』をご紹介しました。少しでも気になった方は、ぜひ、お手にとって読んでみることをオススメします!
この本に関連する悩みごとタグ一覧
- メタ的に自己認知したい
- 騙されたくない
- 周りに流されたくない
- 自分の意思を強く持ちたい
- 最高の人生を送りたい
この記事の情報提供者: kuroyan