あなた
- 日々の生活に孤独を感じる・・・
- 気分が沈み、しんどい気持ちになる・・・
- 私の周りには、本当に頼れる友人や家族がいるのだろうか・・・
このようなお悩みを抱えていませんか?
現代の日本では、婚姻率が著しく低下し、1人で生活を送っている人が増えています。さらには「孤独死」も社会現象のひとつとなってきています。この記事を読んでくださっているあなたも「孤独」を身近に感じることが多々あるのではないでしょうか。
「ひとり○○」という言葉が流行ったり、1人で楽しむことができるレジャーも充実してきていますが、実際問題、ずーっと、1人で生活をしてくのは難しいですよね。どんなに「1人でも大丈夫」と強く思っていても、ふと、1人でいることの寂しさを感じてしまう瞬間が訪れるものです。
「孤独は悪いものである」とは言いません。ただ、もしあなたが、どこか孤独感を覚えつつ1人で生活をしているのであれば、1度、「人と関わりを持つとはどういうことなのか」、「孤独感はどこから来るのか」を見つめ直してあげることが必要かもしれません。
『52ヘルツのクジラたち』を読もう!
そこでオススメしたいのがこの本です。
『52ヘルツのクジラたち』
著:町田 そのこ
出版社:中央公論新社
発売日:2020年04月19日
この本を読むことで得られるもの
この本を読むことで、次のようなことが期待できます。
- 孤独に対する考え方がわかる
- 困難な状況でも救いがあるということがわかる
- 自分は1人ではないと思える
- 人に頼ることの大切さがわかる
- しんどさを抱える人の思考の癖に気が付ける
この本の概要
この本の概要は次の通りです。
町田そのこ氏によって書かれた、虐待されている少年と家庭内で暴力を受けていた女性が邂逅する小説である。九州の田舎に1人で引っ越してきた喜湖(きこ)は、母から酷い虐待を受け「ムシ」と呼ばれている少年に出会う。少年は言葉を話すことすらできず、見かねた喜湖は、自宅に招いて少年と親交を深め、自身も家族から虐げられてきたことを打ち明ける。そしてさらに、そんな彼女を救ってくれたアンさんから教えてもらった「52ヘルツのクジラ」についても彼に話をした。このクジラは他の仲間には聞き取れない周波数で鳴くクジラで、世界一孤独と言われている。まさに少年と似た状況だが、喜湖は絶対にこの少年の鳴き声を取りこぼさないと強く決意し、彼の家族と自身の過去に向き合っていく。
虐待を受けている子供の話になるため、必然的に暴力的な描写が多くなっています。トラウマがある方はフラッシュバックする可能性もあるかと思いますので、事前に情報収集が必要です。
この本を読んだ人の体験談
この本を読んだ人の体験談は次の通りです。
この本を読む前
この小説を読む前まで私は、日々の生活に対していわゆる「ぼんやりとした不安」を抱えていました。このままなにも為すことなく、ただ歳をとって1人で死んでいくのか、とも考えていました。この思いは、社会人となって慣れない地で家族や友人と離れて暮らしていることから来ていました。とにかく人恋しく、でも、どうすることもできない、という日々を過ごしていました。
この本を読んだ後
この小説を読んで私は、非常にざっくりとした言葉ですが「救われた」思いがしました。主人公の喜湖も、虐待を受けている少年も、孤独でとても弱い存在として書かれています。それでも彼らは肩を寄せ合って孤独と戦っています。そんな2人から現実世界を生きていく勇気をもらえたのです。孤独を感じていても、私には家族も友人もいることを思い出させてくれました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本記事では、『52ヘルツのクジラたち』をご紹介しました。少しでも気になった方は、ぜひ、お手にとって読んでみることをオススメします!
この本に関連する悩みごとタグ一覧
- 希望を持ちたい
- 自分は孤独じゃないと思いたい
- 日々の辛い生活から抜け出したい
- 原因不明な心のしんどさを解消したい
- 誰かとつながっているということを実感したい
この記事の情報提供者: みーちゃん