あなた
- 最近、仕事が忙しくて気持ちに余裕がない・・・
- 自分のために料理をする時間がない・・・
- 丁寧な暮らしがしたい・・・
このようなお悩みを抱えていませんか?
本当は、自分のためのご飯であっても、毎食手料理したいけど、実際には、いろいろと面倒で重い腰があがらないことって、よくありますよね。仕事が忙しくても、ちゃんと料理している人をみて、その暮らしの丁寧さに憧れを抱くなんてことも。
仕事など、なにかに追われると、つい、夕食をコンビニや簡単な料理で済ましてしまいますが、そんな生活にも徐々に嫌気がさしてくるものです。どうしたら、この状況を打破することができるでしょうか?
単に、時間を生み出して、根気で料理をつくるというドライな方法はオススメできません。おそらく習慣化にはつながりにくいでしょう。そうではなく、丁寧な暮らしをイメージし、そのなかに自分を置いてみて、ストーリーで自然と気持ちをたかぶらせる方法がオススメです。きっと、「料理してみよう」という気持ちをつくるきっかけになると思います。
『パンとスープとネコ日和』を読もう!
そこでオススメしたいのがこの本です。
『パンとスープとネコ日和』
著:群 ようこ
出版社:角川春樹事務所
発売日:2013年07月13日
この本を読むことで得られるもの
この本を読むことで、次のようなことが期待できます。
- 心のこもった料理を作ることの大切さを実感できる
- 丁寧な生活をしようと思える
- ねこのいる生活の楽しさが体感できる
- いろいろな形の親子の絆があることがわかる
- 経営をする上で大切な信念を学び取ることができる
この本の概要
この本の概要は次の通りです。
自宅の1階で飲食店を経営していたアキコの母親が、仕事中に倒れ、突然亡くなるところから物語ははじまります。アキコは編集の仕事をしており、母親とは違う生き方をしているという自負もありました。なぜなら、アキコの父親は誰なのか分からず、母親も夜遅くまでお客さんとタバコやお酒を楽しむ仕事をしていたため、昔から周りに偏見の目で見られていたからです。子どもの頃は店のまかないを食べて、そそくさと自室に戻る生活をしていましたが、だんだんと自分で料理をするようになります。母親が突然いなくなり、店の前で出会った「たろ」という猫と共に、アキコの第二の人生がスタートします。お店を改装し、パンとスープだけを出すシンプルなカフェに改装。アキコの芯の通った丁寧な生活を体感できます。
「かもめ食堂」、「プール」、「マザーウォーター」、「めがね」などの映画作品でお馴染みの小林聡美主演で映像化もされている作品です。彼女が出ているということは、つまり、料理がとにかく美味しそうであるということ。原作の本書にも、一人暮らしながらご飯を丁寧にお釜で炊いたり、お味噌汁を出汁で取ったり、お店で出すものではなく、自分の食事にもきちんと心を込めて作る主人公の生き方が現れています。
この本を読んだ人の体験談
この本を読んだ人の体験談は次の通りです。
この本を読む前
もともと本書の著者である群ようこさんの作品のファンで、それが映画化された「かもめ食堂」や「プール」などの作品も大好きでした。この作品は映画ではなく、ドラマになったもので、まずはそれから楽しみました。物語の中で自然体でのびのびと生活をする登場人物を見ていると、自分もそんな風に自由に生きたいなと思わされます。ふと、原作はどういう風に描かれているのだろう?と思い、本書を手に取ってみました。
この本を読んだ後
ドラマを見てから本を読むと、主人公が意外にも粘着質な性格で、ドロドロしたものを抱えていたことに驚きもありました。また常連さんも、以前の店とは風変わりしてしまったアキコのお店を受け入れられていない感じがしました。でも、それがリアルで人間味があるなとも思ったし、シャッター街になっていく近所の商店街を歩くと、何だか色々な人たちのストーリーに思いを馳せるように変わってきました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本記事では、『パンとスープとネコ日和』をご紹介しました。少しでも気になった方は、ぜひ、お手にとって読んでみることをオススメします!
この本に関連する悩みごとタグ一覧
- 丁寧な暮らしがしたい
- 最近大切な人を亡くしたから元気が欲しい
- ペットの出てくる話が読みたい
- 美味しいご飯を食べたい
- 自分の好きなことを仕事にしたい
この記事の情報提供者: 紫織