あなた
- 失恋から立ち直れない・・・
- 人との関わりが苦手・・・
- 日々の暮らしを大切にできていない・・・
このようなお悩みを抱えていませんか?
いつの時代でも人との別れはつらいものです。親との別れ、友人との別れ、心から自分が愛した恋人との別れ。突如訪れる別れは本当につらいものです。
すぐに忘れて立ち直る方法などなく、そっと1人で悲しみに触れ、自分1人じゃないことを思い出し、時間が過ぎていくなかで、段々と「蘇生」していくしかありません。そう思うことが、悲しみを乗り越える第一歩になると思っています。
『きなりの雲』を読もう!
そこでオススメしたいのがこの本です。
『きなりの雲』
著:石田 千
出版社:講談社
発売日:2012年02月01日
この本を読むことで得られるもの
この本を読むことで、次のようなことが期待できます。
- 自分は自分のままでよいと思える
- 悲しみや苦しみはゆっくりと時間が解決してくれると思える
- 薄れかけている人と人との交流の温かさを思い出せる
- 自分はひとりではないという気持ちになれる
- コツコツと手を動かすことの喜びが体感できる
この本の概要
この本の概要は次の通りです。
物語は1粒のアボカドの種からはじまる。主人公・さみこが人生で一番大切にしていた、じろうくんとの恋が儚く終わってしまった。いつもそばにいることが当たり前だったのに、彼は「他に好きな人ができた」と、あっさり彼女の前から姿を消してしまう。生きる気力をなくした、さみこは、そこから食べることもお風呂に入ることもままならない、ずさんな生活に身を埋めてしまうことに。編み物教室の先生という仕事もお休みし、たった1人で部屋のなかで過ごす日々。ある日、さみこは、アボカドの水耕栽培をはじめる。白い根が伸びて、少しずつ成長して葉が増える。このアボカドと共に、彼女の心も少しずつ水を得た魚のように蘇生しはじめる。大きな出来事が起きるわけではないが、彼女のアパートの不思議な住人たちや、編み物を通して出会う温かい人々との交流を通して、彼女はどんどん光を浴びて成長していく。
普段、自分があまり読まないジャンルの本だったのですが、続きが気になって3時間ほどで一気に読んでしまいました。作者の他の作品にも触れてみたいです。
この本を読んだ人の体験談
この本を読んだ人の体験談は次の通りです。
この本を読む前
仕事でエネルギーを使い過ぎてしまって、休職をしていました。なにもする気になれないなか、友人が本書をプレゼントしてくれました。表紙の写真の温かみのある毛糸が、送ってくれた人の優しい気持ちを表現していて、すぐに「読みたいな」と思わせてくれました。正直、文字を読んだり、映像を見たりするエネルギーすら湧かなかったが、不思議と、本書を手に取っていました。
この本を読んだ後
朝ごはんを食べ、身支度を整えた後に、軽い気持ちで本書を開いたのですが、物語の世界観に一気に引き込まれてしまって、午前中の時間をすべて使って読破してしまいました。「アボカドと同じように人の心も少しの水さえあれば、少しずつ少しずつ上を向いていけるのだな」と、読んだあとは、とても前向きな気持ちになれました。また、「こうでなければならない」、「そういうのはよくない」という固定概念を気にするよりも、「自分の心が動くように生きることが大事」と思うことができるようになりました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本記事では、『きなりの雲』をご紹介しました。少しでも気になった方は、ぜひ、お手にとって読んでみることをオススメします!
この本に関連する悩みごとタグ一覧
- 前向きな気持ちになりたい
- 誰かにそっと背中を押してほしい
- 失恋や失業から立ち直りたい
- 自分の好きなことを仕事にしたい
- 独立して1人でがんばってみたい
この記事の情報提供者: 紫織